妊娠中のトラブルを調べていると、「初期流産」「後期流産」という言葉を目にすることがあります。
でも実際のところ、「何が違うの?」と感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、
- 初期流産と後期流産の違い(週数・原因)
- 医療的な扱いの違い
- 実際に経験して感じたこと
をまとめています。
どちらもとても辛い経験で、新しい命を失った気持ちは比べられるものではないと思っています。
その前提のうえで、「違い」を知ることが、少しでも気持ちの整理や理解につながれば嬉しいです。
初期流産・後期流産とは?週数の定義をおさらい
まずは、週数の定義から確認しておきます。
- 初期流産:妊娠12週未満
- 後期流産:妊娠12週以降〜22週未満
この「週数の違い」が、その後の経過や体験に大きく関わってきます。
週数の違い|安定期を過ぎてから起こる後期流産
後期流産は、妊娠4ヶ月を過ぎた頃、いわゆる「安定期」に入ったあとに起こります。
- 心拍も確認できている
- 性別が分かることもある
- お腹も大きくなっている
そんな状態のときに起こるのが後期流産です。
私も「ここまで順調だからもう大丈夫」と思っていた時期でした。
一方、初期流産は妊娠初期に起こるため、まだ体の変化も少なく、周囲に妊娠を伝えていないケースも多いと言われています。
原因の違い|赤ちゃん側の要因か、母体側の要因か
流産の原因にも、初期と後期で違いがあります。
初期流産は、ほとんどが染色体異常で受精卵側の要因が多いとされています。
染色体異常は、年齢も影響しています。
受精の段階で偶然起こるもので、予防が難しいケースがほとんどです。
後期流産は、
- 子宮頸管無力症
- 感染症
- 妊娠高血圧症候群
- 臍帯(へその緒)のトラブル
など、母体側の要因が関わることが多いとされています。
そのため、原因によっては次の妊娠で予防や対策ができる場合もあります。
ただし、後期流産でも原因がはっきりしないケースが約3割あるとも言われており、「なぜ起きたのか分からない」と悩む方も多いとされています。
医療的な違い|後期流産は法律上「死産」として扱われる
後期流産で私が一番大きいと感じた違いは、法律上「死産」として扱われることでした。
分娩に近い形で出産することになり、その後の流れも初期流産とは大きく異なります。
- 出産という形で赤ちゃんを産む
- 赤ちゃんと対面する
- 火葬を行う
初期流産では経験しないことを、ひとつひとつ経験していくことになります。
流産の確率|どのくらいの割合で起こるのか
妊娠が分かると、「流産はどのくらいの確率で起こるのか」と不安になる方も多いと思います。
一般的に、妊娠全体のうち約10〜15%が流産になると言われています。
その中での内訳は、
- 初期流産:約80〜90%
- 後期流産:約10〜20%
とされており、多くは妊娠初期に起こるとされています。
後期流産は全体の割合としては少ないものの、実際に経験している方は決して少なくありません。
また、流産の確率や原因は年齢や体の状態によっても変わるため、あくまで一つの目安として捉えていただけたらと思います。
実際に経験して感じたこと
私は妊娠21週で娘を亡くしました。
私の場合、赤ちゃんには特に問題なく、妊娠経過は順調だと思っていました。
それでも、子宮頸管無力症が原因で母体が妊娠を維持できず、出産へと進んでしまいました。
赤ちゃんと対面することは、正直とても辛かったです。
でも同時に、「可愛い、抱っこできてよかった」という気持ちもありました。
姿を見ることができたからこそ、「確かにこの子は存在していた」と、お産のあとに強く感じることができました。
その一方で、火葬まで行うこと、形としてお別れをすること——
その一つひとつが強い喪失感として、今も心に残っています。
私が経験した後期流産については、当時のことを別の記事で詳しく書いています。
同じような不安を感じている方の参考になればと思うので、よければこちらも読んでみてください。
どちらも辛い経験であることに変わりはない
ここまで違いを書いてきましたが、大前提として伝えたいことがあります。
初期流産も後期流産も、どちらもとても辛い経験です。
「どちらの方が辛いか」というものではありません。
ただ、医療的な違いや、その後の流れが異なることで、感じることや経験することに違いがあるのも事実だと思います。
まとめ|違いを知ることで、少しだけ整理できるように
初期流産と後期流産には、
- 週数の定義
- 主な原因
- 医療的な扱い
- 体験の内容
に違いがあります。
私自身、経験するまで後期流産について詳しく知りませんでした。
もし今、不安な気持ちでこの記事にたどり着いた方がいたら、
どうか「自分だけじゃない」と思ってもらえたら嬉しいです。
どんな形であっても、その経験は決して軽いものではありません。
少しでも気持ちの整理のきっかけになれば、幸いです。

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