後期流産で娘を亡くしたあと、私の中には大きな喪失感が残りました。
「この悲しみは、一生続くのだろうか……」
そんなことを何度も考えました。時間が経てば、すぐに元気になれるわけではありません。今でも、娘のことは毎日思い出します。
それでも、少しずつ気持ちが落ち着いてきたのも事実です。
この記事では、後期流産を経験した私が感じた喪失感と、少し前を向くきっかけになった3つの考え方についてお伝えします。
涙が止まらなかった日々
出産と火葬を終えて家に戻ったあとも、何度も涙が溢れてきました。
大丈夫だと思っていても、ふとした瞬間に涙が出てきます。
一人でいると喪失感に押しつぶされそうで、なるべく家族と一緒に過ごすようにしていました。上の子、夫、遠方から来てくれた義母。誰かそばにいてくれるだけで、少しだけ心が支えられていました。
それでも、外に出ると現実を突きつけられることもありました。
ショッピングモールで4人家族の姿や、小さな女の子を見かけたとき。
「もし娘が生きていたら……」
そんな想像をしてしまい、胸が苦しくなりました。
2週間後、少し気持ちが変わってきた
流産後の気持ちに変化が出てきたのは、2週間ほど経った頃のことです。
夫が仕事に復帰し、義母も自宅へ戻り、上の子と二人だけの日常が戻ってきました。最初は不安でしたが、上の子のお世話をしているうちに、少しずつ生活のリズムを取り戻していきました。
同じ頃、SNSで同じ経験をした方々の体験談を読むようになりました。
後期流産や子宮頸管無力症を経験している人は、決して多くはありません。それでも、同じように悲しみながらも前を向こうとしている人がいることを知り、少し救われた気持ちになりました。
また、職場へ連絡したときのことも、私にとって忘れられない出来事になりました。
育休に続いて産休を取得する予定でしたが、上の子の育休期間後に復職することになったと伝えたとき、上司が涙ながらに話を聞いてくれました。
報告した同僚からは、
「〇〇さんは大切な人です」
という言葉をもらい、胸が熱くなりました。
「自分は、家族にも友人にも職場の人にも恵まれているんだ」
そう気づいたことが、少しだけ前に進む勇気になった気がします。
私が少し前を向けた3つの考え方
悲しみが消えたわけではありません。
それでも、私の中で少しずつ気持ちが変わっていったきっかけがあります。
① 娘のおかげで、命の大切さを感じた
娘は、わずか21週という短い時間しかこの世界にいませんでした。
それでも、私にとってはかけがえのない存在です。
娘の存在があったからこそ、妊娠・出産・命の大切さを、以前よりも深く感じるようになりました。
② 周りの人の温かさに気づけた
今回の経験を通して、たくさんの人の優しさに支えられました。
夫、上の子、義母、友人、職場の人たち。
「自分は一人ではない」と改めて気づくことができました。そのことが、前に進む力になっています。
③ 同じ経験をした人が、前を向いていることを知った
SNSで、同じ経験をした方たちの言葉をたくさん読みました。
悲しみを抱えながらも、それぞれの場所で少しずつ前を向いている人たちの姿を見て、
「私にも、いつかそんな日が来るかもしれない」
と思えるようになりました。
悲しみは、簡単には消えない
今でも、娘のことは毎日思い出します。
ただ、以前よりも少し落ち着いて思い出せるようになりました。
悲しみが完全になくなることは、これからもきっとないと思います。
でも、それでも人は少しずつ前に進んでいけるのかもしれない――今はそう感じています。
今つらい思いをしているあなたへ
子宮頸管無力症は、気づいたときにはすでに進行していることが多い病気です。
体質や過去の手術など、自分ではどうすることもできない要因が関係していることもあります。
だからこそ、どうか自分を責めないでほしいと思います。
流産後の気持ちは、そう簡単には整理できません。無理に前を向く必要もないと思います。
人それぞれ、何かのきっかけで少しずつ前を向ける日が来るのだと思います。
その日が、あなたにもきっと訪れますように。


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