妊娠に本当の安定期はない?|今妊娠中の方に読んでほしい、21週で後期流産を経験して、気づいたこと

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※この記事には、流産・死産に関する体験談が含まれています。読むタイミングは、ご自身の心の状態に合わせてください。

妊娠すると、多くの人が「安定期」という言葉を耳にすると思います。一般的には妊娠16週頃からを安定期と呼び、つわりも落ち着いて流産のリスクも下がると言われています。

私自身も、16週を過ぎた頃から「ここまで来たら、もう大丈夫かな」と思うようになっていました。

でも、21週で子宮頸管無力症による後期流産を経験した今、振り返るたびに強く感じることがあります。

妊娠に、本当の意味での安定期はないのかもしれない——と。

この記事では、21週で突然の後期流産を経験した私が、「安定期」という言葉について感じたことを書いています。今まさに妊娠中の方に、特に届いてほしいと思いながら書きました。

安定期に入り、ようやく安心していた

妊娠16週を過ぎた頃、家族や職場にも妊娠を報告しました。それまでは「まだ何があるかわからない」と思い、あまり人に話していませんでしたが、安定期に入ったことで気持ちが少し楽になり、遠方の実家に滞在することもできました。

今回の妊娠はつわりも前回より軽く、体調も安定していました。お腹もあまり大きくなっておらず、身体的な負担も少なく感じていました。

流産の3週間前に受けた妊婦健診でも、子宮頸管の長さについて何も指摘はなく、順調に進んでいると思っていました。こうした状況が重なって、「このまま出産までいけるかもしれない」と自然に思うようになっていたんだと思います。

小さな出血でも「念のため」の受診だった

21週に入ったある日、茶色い出血に気づきました。おりものシート1枚分くらいの量で、鮮血ではなく茶色。腹痛もなく、正直なところ強い不安はありませんでした。

「念のため受診しておこうかな」

そのくらいの気持ちでした。まさかこの出血が、その日のうちに出産につながるとは、想像もしていませんでした。

突然進行した出産

その後の経過は、本当にあっという間でした。

診察では胎胞が見えており、妊娠継続が難しい可能性があると説明されました。大学病院へ転院し、緊急で子宮頸管を縛る手術も試みましたが、すでに子宮口が大きく開いており、手術はできませんでした。その後、陣痛が始まり、夜中に娘を出産しました。

ほんの数時間の出来事でした。

数週間前の健診では問題なく、出血も軽かった。それでも、妊娠の経過は突然変わることがある。

すべてが終わったあとに感じた喪失感

娘を火葬し、すべての手続きが終わったあと、深い喪失感に包まれました。そのときふと思ったのが——

「安定期って、安定期ではないんだな……」

ということでした。

早期流産は12週未満で起こるもので、流産全体の9割近くを占めます。安定期に入ればリスクがゼロになるわけではないと、頭ではわかっていました。でも、安心していたからこそ——出来事の衝撃は、想像をはるかに超えるものでした。

妊娠は何が起こるかわからない

今回の経験を通して、妊娠は本当に何が起こるかわからないものだと感じました。

もちろん、多くの妊娠は問題なく経過します。「安定期」という言葉に救われる人もたくさんいると思います。

ただ、「安定期だから絶対に大丈夫」ではないことも、どこかで知っておいてほしいと思っています。

そして、もし小さな違和感や出血があったときは、自己判断せずに受診してほしいと思います。あの時の私のように「念のため」の受診であっても、それは決して大げさではありません。何もなければ、エコーで赤ちゃんの元気な姿を見て安心して帰れる。それだけで、十分な理由になります。

最後に

妊娠に本当の意味での安定期があるのか、今でも私は答えを持っていません。

ただ今回の経験を通して思うのは、妊娠はとても尊く、同時にとても繊細なものだということです。

もしこの記事を読んでいる方が今妊娠中で、少しでも体の違和感を感じているなら——どうか無理をせず、受診してください。結果的に何もなかったとしても、その行動はきっと間違いではありません。

あなたと、お腹の赤ちゃんのことを、願っています。

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